週刊『萌え』(163号1面)

美味しんぼ再放送、ついに再開! つづいてLD-BOX化DVD-BOX化をかちとろう

 03年1月6日、LD-BOX化DVD-BOX化闘争を闘いぬくテレビアニメ「美味しんぼ」(注1)の再放送を日本テレビが再開した。02年12月19日の再放送中断以来、実に19日に及んだ超短期中断を打ち破り、再開をかちとった。歴史的勝利である。
 テレビアニメ美味しんぼ再放送は、02年10月24日関東・日本テレビで始まった。午前10時30分〜11時25分の時間帯に2話連続放送である。本放送が終了して既に10年余。待ち望んでいた「美味しんぼ」の再放送開始に、ビデオ化、LD化されないことに不満を募らせていた美味しんぼに萌える関東の同志たちは大いにわきたった。そして他の地方の同志たちは、代わりのビデオ録画を関東の同志に頼む姿が多く見られた。
 しかし12月19日突如、何の前触れもなくテレビアニメ「犬夜叉」の再放送が同時間帯に始まり、「美味しんぼ」は12月18日(第67・68話)をもって中断した。ブルジョア放送局日本テレビのこの反革命行為に直ちに革萌同は立ち上がった。
 ブル局日テレへの抗議デモを行い、各種アニメ系サイトへ抗議闘争への決起を促した。この革萌同のブル局日テレへの美味しんぼ再開闘争は多くの大衆の共感を呼び起こし、関東各地で日テレへの闘いの輪が広がっていった。
 何の宣告もないままに番組を中断するなど、他に例がない。こんな暴挙がなぜ行われたのか。その原因はひとえに、ブル局日テレの視聴率主義と、月曜7時から放送する犬夜叉とその犬夜叉ゲームへの宣伝とテコ入れのために、美味しんぼ再放送中断して強行したブル局の編成局にある。とりわけ編成局は以前から、自局の金満球団のナイター中継延長という暴挙で、放送スケジュールは新聞のテレビ欄の通りに放送を行うという原則を踏みにじり、PTA権力と一体となって「深夜アニメの時間帯を混乱させ、ビデオ予約をさせない」という態度をとり続けてきた。そして美味しんぼに対しては、萌え粉砕そのものを目的とした実質的な「予防拘禁」の攻撃が加えられのだ。
 12月23日、「何の宣告もなしに再放送中断 今すぐ再開をかちとろう! 12・23集会」が「不当なアニメ放置をやめさせるために! TVアニメDVD化署名運動」の主催で開かれた。実に200名を超える参加者が集まり、「美味しんぼ不当中断粉砕」とブル局日テレへの抗議の声を上げた。 
 「すばらしい集会でした。この力で年内にも再放送再開に向けて立ち上がっていこう」と締めくくった司会の言葉は、参加者の総意だった。美味しんぼ再放送再開へ向けた関東人民の大きなうねりがここに起きた!
 27日は朝から雲一つない青空、寒風の中にも陽光が輝いていた。朝一番に革萌同美味しんぼ再開委員会の3同志が再開を求め日テレに入った。昼前から千代田区二番町の日本テレビ前には3同志出迎えの人びとが続々と集まった。
 家族や「不当なアニメ放置をやめさせるために! TVアニメDVD化署名運動」呼びかけ人を始め、多くの市民、労働者。革萌同の八木あつし書記長を先頭とする多くの同志、友人たち。総勢60人を超える人びとが寒風に身を震わせながらも数時間にわたって、今か今かと3同志を待った。
 午後3時半すぎ、ついに同志たちが登場した。歓声と拍手の中、同志たちが高々と勝利のVサイン。勝利のこぶしを突きあげた。
 「再開おめでとう」の横断幕、DVD化署名運動ののぼりも揺れる。そして真紅の革萌同旗が振られる中、3同志はがっちりと握手し、肩を抱き合って美味しんぼ再放送の再開を喜んだ。
 拍手と歓声の中、同志が「美味しんぼ再開決定」と書かれた紙を高くかざして「君に届け! テレパシー」と声をあげた。3同志を中心に幾層もの輪ができ、「Brand New Heart」(注2)の歌声が響いた。
 革萌同とDVD化署名運動を中心とする美味しんぼ再放送再開闘争の前に、ブル局日テレの野望は完全に破産した。新年に入り、自局サイトのテレビ番組表において、1月6日(月)からの美味しんぼ再放送再開(第69・70話)を宣言した。特に再開第1回目の第69話タイトルが「再開の丼」だったことは、ブル局への大いなる皮肉であった。
 今回の12・19反革命は、ブル局日テレの反革命性及び反視聴者ぶりを明らかにした。まず美味しんぼ再放送を無断で中止したことで、美味しんぼを見ていた関東人民の期待を裏切った。次に19日から犬夜叉の再放送が始まり、犬夜叉を最初からまた見れると思った新たな視聴者の期待をわずか数回で踏みにじった。これは視聴者に対する二重の裏切り行為である。もし日テレが「冬休みアニメ特選」とでも犬夜叉の最初に入れたのならば、このような混乱は起きなかったであろう。つまり日テレは無能さをもさらけ出したわけだ。
 革萌同はブル局を粉砕し、人民放送局建設に向けて更なる飛躍を目指す。




美味しんぼOPタイトルシーン美味しんぼCMアイキャッチ「若」「士郎さん」「グータラ」「ごくつぶし」こと山岡士郎。というかこいつの果てしないウンチク量は、ギネス認定もの。あと料理関係の知り合いがあまりにも多い。恐ろしい程の食の人脈を誇っている。というかこの人何歳だ?アニメ本放送を見ていたころは、山岡といつか結婚するかな〜と思っていた。そうしたら本当に(漫画では)結婚してしまった。何時の間にか、海原雄山の信者になってしまったなぁ。気づけば、呼び捨てから海原雄山「氏」と敬称付けに。今では義父(ちち)と呼んでいるし。ああ、名前は栗田ゆう子ね。言わずと知れた、美食倶楽部の帝王こと海原雄山。この人は、どんどん器(うつわ)が大きくなった。初めは、高慢な料理評論家だったのだが・・・。岡星精一。弟の良三は名前で呼ばれるためみんな知っているが、岡星さんの下の名前を知っている人は少ない。ところで精一と良三ということは、まだ見ぬ岡星家次男がいるのか? それにしても岡星って山岡たちが行くときには、いつも客がいない気が・・・。




 DVD化署名運動が再開歓迎集会

 6日朝、美味しんぼ再放送再開歓迎集会がDVD化署名運動主催で開かれた。会場の公民館には、午前9時過ぎから集まり始めた180人を超える人びとが今や遅しと待っていた。10時半に美味しんぼが始まると、満場の拍手と感動の渦となった。
 12・30コミックマーケット有明解放闘争で不当逮捕されていた革萌同全学連の3人の学生も、この日、完全黙秘・非転向を貫いて出獄。その3人が3つのTVの電源を入れた。ともに弾圧を粉砕し帰ってきた者同士、88年10月17日に放送が始まった美味しんぼの再放送を本放送を見たことがない若き全学連が見るという、世代を越えた感動的な視聴だった。
 勝利の乾杯の後、司会からDVD化署名運動が12月24、25、26日の3日間、日本テレビ前で座り込み、ビラをまき、マイクで呼びかけ、再放送再開実現の要望署名410筆を集めたこと、26日午後にはこれを同志とともに日本テレビへ提出、抗議団の奮闘とともに再放送再開決定を促す決定的な闘いを展開したことが紹介された。
 歓迎あいさつの最初にDVD化署名運動を中心的に担ってきた女性が「この日を迎えることができて本当にうれしいです」と語り、呼びかけ人や賛同人の人びとが「こんなアニメ削減の悪い世の中でこんなめでたいことはない」「表現規制立法絶対廃案でご苦労に報いたい」などと、温かい言葉を寄せた。
 シゲキ政治局員は「これからのアニメ解放への流れとして歓迎します。全国の人民と手を握って闘いましょう」、八木書記長は「2003年の最初の勝利がここにある。03年も行動に次ぐ行動で闘う」と力強く決意を語った。
 革萌同同志のあいさつとともに学生達があいさつ、「実力でもぎとった再放送再開決定でした。あきらめないで闘えば勝てることを実証できたことがうれしい」「運動の力を実感。どんな卑劣な、過酷な弾圧も、非転向で闘い抜くことで打ち破ることができるんです」と、その確信を毅然と語った。
 そして、きょうの勝利を全体がかみしめて、美味しんぼOP「Dang Dang気になる」を歌って新たな出発を祝った。



注1 美味しんぼ 
 週刊ビックコミックスピリッツに好評連載中の「ブルジョア料理漫画」 原作 雁屋哲(注3)  作画 花咲アキラ 
 「野比のび太」に唯一対抗できる居眠りセンスと世界一のウンチクを誇る、美食倶楽部の若こと「山岡士郎」が主人公。
 漫画開始初期の山岡士郎が持っていたギスギス感があったころが、実は一番面白かったという人も多い。
 アニメ放映88年10/17〜92年3/17 全136話   ドラマのことなどは知らん


注2  Brand New Heart 作詞:NEKO/作編曲:中上和英/歌:あっこ
 PC版「To Heart」オープニングテーマソング  
 歌詞の1番は「君におくるテレパシー」、2番には「君に届けテレパシー」とある。To Heartの作品イメージは、前々作「雫」や前作「痕」と全く違うように思える。しかしそのオープニングテーマの歌詞から、「雫」で重要なポイントだった「電波」の概念を「テレパシー」に置き換えてストレートに表現し、前シリーズの思想をしっかり受け継いでいる。
 革萌同の古参活動家やカクマル(革命的マルチ主義派)活動家が好んでよく歌う。


注3  雁屋 哲  
 職業・漫画原作者  1988年よりオーストラリア在住
 UFO戦士ダイアポロンの原作である「銀河戦士アポロン」、特撮の「炎の超人メガロマン」、現在の少年サンデーではまず連載できない「男組」、サルでも描ける漫画教室の元ネタであり、史上最悪・最凶の警察官僚柿崎憲が登場する「野望の王国」など劇画漫画の原作者として有名。
 別名バイオレンスの雁屋。作品によくアメフトを登場させる雁屋。反権力の雁屋。美味しんぼ作中で美食を追求し、金持ち・権力に擦り寄った雁屋。自身も東大卒なのに東大と東大法学部をこよなく嫌う雁屋。
 現在は雁屋作品でも一番の異色作(これまでの作品カラーとは完全に違う)「美味しんぼ」が長期好評連載中。本人曰く、これまでにないような暴力漫画をいずれ作りたいらしい。旧来からのファンも一刻も速く、美食から暴力へ路線変更を望んでいる。






(この記事はもちろんフィクションであり、実在の団体とは関係ありません)